自分にとって納得のいく答えを選ぶ
自分にとって納得のいく答えを選ぶ
2020.04.24

私は乳がんを経験しました。

32歳で告知、その後抗がん剤治療、手術、放射線治療、現在はホルモン治療を受けています。

抗がん剤治療について、手術前に使用することで腫瘍を小さくすること、リンパに転移をしていたため、全身に散らばっているかもしれない検査の画像には映っていないがん細胞を失くすためとういことで投薬をしました。

実際、投薬前に比べて、触ってはもちろんのこと、乳房に出来ていたえくぼのような凹みも小さくなっていました。

副作用についてですが、イメージは常に寝たきり、強い吐き気、脱毛を思い浮かべると思います。実際、強い倦怠感に襲われるのは投薬後24~48時間がピークです。

また、副作用を抑える薬が一昔前に比べて非常に進歩したとのことです。脱毛を防ぐことは現段階ではできませんが、その他副作用においてはイメージしていたよりひどくなかったです。

手術については、告知時は全摘で話を受けていましたが転院後は部分切除となりました。

これは正直、嬉しかったです。生きられるなら全摘でも文句を言うなと思われるかもしれませんが、やはり乳房を残せることは嬉しかったです。

ですが、結局、予想していたより腫瘍が小さくならなかったため部分切除した上での、自家組織(広背筋)を用いた乳房再建となりました。手術においてはしなくてはいけないものという認識でしたので、特に何も感じず考えずという状態でした。

後遺症というと大げさかもしれませんが、若干の不自由さはあります。リンパ節郭清をしているため、術側の腕は上げにくくなっていますし、術側を下にする体制、力を使う作業はしにくくなります。

自転車に乗っている時も、普通にのることは可能ですが、ブレーキを力強く握ることに違和感があります。ただしこれは再建により後遺症かもしれません。

放射線治療は私個人としては1番つらく感じました。平日は毎日通院することになります。治療に痛みはありませんが回数を重ねると、皮膚が焼ける状態と同じになり痒くなって最終的には痛くなりました。

白血球の数値もだんだん低くなり、疲れも溜まるせいなのか、治療後半は非常に倦怠感がつらかったです。
抗がん剤はしんどくて当たり前と思っていたため、ある程度の副作用にも耐えられたのかもしれません。ただ、放射線治療に関しては副作用が本当につらかったです。

ホルモン治療においては現在進行中のため、まだ何か副作用もあるかもしれません。
開始当初はホットフラッシュと頭痛に悩まされました。治療開始時にもホットフラッシュの説明はありました。

女性ホルモンを少なくするものなので、更年期障害に似た症状が出ます。ただ、これらの症状は時間が経つとともに少なくなりました。慣れただけかもしれません。

がん治療において特に乳がんにおいては個別化治療が進んでいます。

治療を通して出会った方たちと話をしていても、同じ治療の方と出会ったことはありません。副作用の出方も人それぞれです。

今ではインターネット等を通して様々な情報を手に入れることもできます。たくさんの情報が手に入るからこそ悩むこともあります。悩んで当たり前だと今なら思います。

生きるための最良の選択をしないといけない。
それも、告知から治療開始まで時間はあまりありません。短い時間で自分にとって最良で納得のいく選択をしないといけません。

治療の選択、納得のいく選択が出来たとき、前向きに治療を受けることができるように思います。それが出来るとおのずと結果はついてくるのだと考えています。