確率は2分の1
確率は2分の1
2020.04.14

ある日、右あごの下のリンパのあたりが腫れていたので、最寄りのお医者さんの診療を受けました。すると、虎ノ門病院の耳鼻咽喉科を紹介されました。

後日、虎ノ門病院に行き診療を受けると細胞検査をすることになりました。検査結果は1ヶ月後とのことでした。

ひと月後に検査結果を聞きに行くと、検査ではよく分からなかったとのことでした。
そこで手術を受け、腫瘍を取り、とった腫瘍をそのまま検査に回すこととなりました。

1週間後に入院し、手術を受けました。
手術自体は簡単なもので、3日ほどで退院できました。
ただ検査結果が出るには、やはり1ヶ月かかるとのことでした。

またひと月後に結果を聞きに行くと、「悪性でした」と告げられました。
その耳鼻咽喉科の先生に「生き残れますか?」と聞くと、「確率は2分の1です」との返答でした。

さすがにショックで気が動転したのを覚えています。

その日のうちに血液内科の先生を紹介され、診察を受けました。
こちらの先生は「2分の1も確率があるから大丈夫ですよ」と言ってくださいました。
あなたは恵まれている方ですよ、と言われた気がして、気持ちが落ち着いた記憶があります。

言い方ひとつで、聞く患者側のメンタルにかなり影響があるのだな、と思いました。

正式な病名は「びまん性大細胞型b細胞リンパ腫」とのことで、血液のガンの一種でした。
原因ははっきりしないとのことです。

R-CHOP療法という抗がん剤を投与する治療方法の説明を受け、副作用の様子をみるために1週間程度の入院をすることになりました。

すぐに入院し、投薬が始まりました。検査の為に骨髄の採取も行いました。
幸い体も薬を受け付けてくれて、特に何事もなく1回目の点滴が終了しました。

副作用としては点滴後、4日目くらいから舌がピリピリし始め、水を飲むときなどヒリヒリと痛く感じました。

骨髄検査の結果、ステージは1と確定しました。
予定通り、1週間で退院となりました。
退院すると、すぐに副作用は収まり体調は回復しました。

それから1ヶ月おきに通院で抗がん剤の点滴を行いました。半年程度かけて合計6回行いました。

点滴後3日くらいすると、味覚の減少、頭痛、吐き気、などが数日襲ってきました。
ただ、1週間くらいすると収まり、日常生活に戻れました。ですので、仕事は続けることができました。

3回目の点滴くらいから、髪の毛など体毛が抜け始めました。
しかし、最後まで完全に禿げ上がることはありませんでした。手足のしびれもほぼ無かったです。

6回の抗がん剤の投与が終わり、血液検査・CTの検査などを受け、がん細胞が無くなっていることが分かりました。「寛解です。」と先生に告げられました。

その後、3ヶ月に1度の血液検査を続けており、今に至ります。

私の場合、治療期間は半年程度でしたが、その間でも仕事ができたので運がよかったと思います。投薬後に3〜4日程度は体の調子が悪くなりますが、それ以外は普通に生活ができました。

今は再発予防のため、適度な運動とストレスのない生活を心がけています。