アニマルセラピーについて
アニマルセラピーについて
2020.10.08

みなさんはペットを飼っていますか。

ストレスを感じることが多い現代では、今やペットを飼っている人は大半を占め、その多くが家族の一員として、なくてはならない存在になっているかと思います。

動物と触れ合うことで、心がやすらぎ、癒やされた、そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。

今回は、そんな動物と触れ合うことで治療に活かす、アニマルセラピーとその効果についてお伝えしていきます。

アニマルセラピーとは

動物の持つ影響はとても大きく、動物との触れ合いで精神的な活力を得たり、心のバランスが整うことで生活の質、健康の質そのものが向上します。

アニマルセラピーとは、このセラピーという言葉が治療を指すように、動物の影響を用いて患者の機能向上等の治療のサポートをすることを指します。

アニマルセラピーは動物介在療法とも呼ばれ多くの医療機関でも取り入れられています。
動物介在活動と混在してしまうことがあるので、注意しましょう。アニマルセラピー

動物介在療法

医師や看護師などの専門家の指揮のもと、動物をつれたボランティア協力にて治療を行うこと

動物介在活動

動物を連れたボランティア主導で、児童施設や会議施設等に訪れ、動物とのふれあいを行うこと

アニマルセラピーの効果

動物と触れ合い、動物と一緒に遊ぶことで精神的不調や身体の不調が改善、心の癒し効果を引き出すのがアニマルセラピーです。
具体的には以下のような効果が期待できます。

身体的な効果について

 
 
・リラックス効果
・感覚刺激や反応の改善
・血圧やコレステロール値の低下、病気の回復
・神経や筋肉組織のリハビリ

心理的な効果について

 
 
・リラックスし不安を減らす
・自信と意欲の回復
・感情表現の回復
・自尊心や責任感などの肯定的な感情が芽生える
・心理的自立を促す
・達成感、幸福感を与える

がん治療におけるアニマルセラピーについて

がん治療においてもアニマルセラピーは取り入れられています。
がん患者さんが動物と触れ合うことで、闘病のストレス解消や癒しの効果が見込まれます。

また、アニマルセラピーを行うことで生活の質の向上に一役買っているというケースが多くあります。

がんになると精神的な負担は大きく、健康な人が羨ましくなったり、人間不信に陥ることや自己嫌悪に陥る事があります。

そんな時にわだかまりの一切ない動物とコミュケーションを取ることで心が救われるのです。

アニマルセラピーを行う際の注意点

アニマルセラピーを行う場合には下記点に注意が必要です。

動物に対するアレルギーの有無

動物に対するアレルギーのある場合や免疫機能が低下している際には動物からの感染によって健康状態が悪化する可能性があります。

そのため、アレルギーのある対象者に行うことはできません。

患者さんの様子を見ながら行う

動物に関わることによって妄想や幻聴がひどくなるなど、精神的なストレスを感じたり、精神面で不調を起こす可能性もあります。

そのため、アニマルセラピーを行う際には患者さんの様子に注意を払いながら行いましょう。

トラウマの有無を確認する

昔噛みつかれたりしたことがあるなどの動物にトラウマがある、極度に動物が苦手な方はアニマルセラピーを行うとパニックになったりストレスを感じたりする可能性があります。

アニマルセラピーを行う際には事前に動物に対しての感情を把握した上で実施してください。

アニマルセラピーに取り入れられる動物とは?

アニマルセラピーに取り入れられる動物は限られているわけではありませんが、触れ合えたり、ある程度意思の疎通が取れたりする動物で行われるケースが多くあります。

アニマルセラピーで多く貢献しているのは犬や猫です。病院でも家庭でも大人しくできますし何より人に馴染みが深いため、比較的恐怖心なくアニマルセラピーを行うことができるからです。

他にも馬、イルカ、ハムスター、鳥などで行うこともできますので、癒やされたりストレスが解消できたりする動物を自分で選んでみてはいかがでしょうか。

アニマルセラピー

まとめ

アニマルセラピーによって、癒しを高め、心も体も上向かせることができます。

ただし、アニマルセラピー自体にがん治療について直接な効果があるわけではありません。リラックスを促すことで心のバランスを整えるのが主になります。

ですが、心が下向きになると身体にも大きな影響を与えます。治る可能性もどんどん落ちていきます。アニマルセラピーを用いて、治療に打ち勝つ体と心を作っていきましょう。

また、アニマルセラピーのみならず、アートセラピーや瞑想など様々なセラピーが存在します。自身に一番あったものを選んでみてはいかがでしょうか。
主治医と相談の上、ご自身の治療方針に合ったやり方を検討してみてください。