がんに効果がある?プロポリスの効果について
がんに効果がある?プロポリスの効果について
2020.10.28

プロポリスとは?

プロポリスとは、ギリシャ語で「敵の侵入を防ぐ防壁」と言う意味で、天然の抗菌物質と呼ばれています。

ミツバチが集めたハーブや樹木の新芽とミツバチが持つ酵素成分を含む唾液を混ぜ合わせて作った固形の物質のことを言います。

ミツバチはこのプロポリスを巣の外壁や隙間に塗りつけ、ウイルスやバクテリアなどの侵入や巣の中で死んだ昆虫などの腐敗を防ぎ、巣の中を清潔に保っています。

プロポリスの成分について

プロポリスの成分は様々な植物の樹脂や蜜とミツバチの唾液とが混ぜ合わさって作られているため、とても複雑です。

元になっている植物の種類や産地の違いによっても大きく左右されますが、おおまかに植物樹液55%、ろう30%、芳香性精油10%、花粉5%という成分となっています。

更に細かい分類ではフラボノイド類、テルペン類、酸類、エステル類、アルコール類、アルデヒド類、フェノール類、各種アミノ酸、酵素、ビタミン、多糖類、ミネラルなど300種類以上の生理学的活性成分を含むことが分かっています。

プロポリスがもつ効果とは?

プロポリスを摂取することで下記のような効果があると言われています。

1:花粉症・かゆみの軽減

プロポリスを事前に摂取することで、花粉症の発症を遅らせ症状を軽減する効果や鼻詰まりの軽減効果があることが分かっています。
これはプロポリスが抗アレルギー効果を持っているため花粉症が抑えられたと言われています。

2:血糖値の正常化

プロポリスを健康な状態のときから予防的に継続的に摂取することでインスリン抵抗性(インスリンが効きにくくなる異常な状態)を改善する効果があると分かっています。

3:老化予防

体内で起こっている酸化とは、取り込んだ酸素の一部が活性酸素となって細胞を傷つけることを指します。こうした酸化ストレスによって老化を引き起こし心臓病や脳血管障害、がんなどの様々な病気を引き起こす要因とされています。
プロポリスは抗酸化作用を持っていることから、酸化ストレスを軽減することが分かっており、プロポリスを摂取することで老化を防ぐことができるのです。

4:物忘れ予防

物忘れや認知症などはいずれも脳や脊髄の神経が傷ついて機能しなくなっている症状です。プロポリスには傷ついた神経の修復を促し回復させる効果や新たな情報の伝達回路を作る効果があるとされています。

5:肥満やメタボの予防

プロポリスには脂質代謝を改善し、体脂肪を減らし、血清脂質や体内の脂肪量を低下させる効果があることが研究で分かっています。
これはプロポリスによってコレステロールの体内合成を抑え、脂肪の吸収を阻止するメカニズムによるものです。

プロポリスはがんに効果がある?

結論から言うとプロポリスががんに効くという明確な文献はまだまだ多くありません。

プロポリスががんに効果があると言われている理由としてはプロポリスに含まれているケルセチン、カフェイン酸フェネチルエステル、アルテピリンCの3つの成分です。

・ケルセチン

細胞の増殖を、遺伝子を複製する前の段階でストップさせる働きがあります。また高濃度になるとがん細胞を死滅させるように作用をすると言われています。
更にケルセチンには動物実験で自然発生腫瘍や発がん剤誘発腫瘍の発生を抑制するデータも得られています。現在、扁平上皮がんや急性白血病の治療に用いるための試験も行われています。

・カフェイン酸フェネチルエステル

正常な細胞よりもがん細胞に強い細胞毒性を示すことが分かっており、結腸がんや乳がんを誘発する化学発がん剤であるジメチルアミノビスフェニルが突然変異するのを阻害する効果や皮膚がんを誘発するのを抑える効果があると分かっています。

・アルテピリンC

アルテピリンCは通常用いられる抗がん剤に比べると抗がん作用は弱いですが、動物実験での副作用がほとんど見られていません。
また、アルテピリンCによって人の各種がん細胞や白血病細胞が24時間処理するとほとんど死滅すると分かっています。これはDNA合併を阻害してアポトーシスを誘発し、がん細胞を消失させるからです。

担当医に相談してプロポリスを摂取するようにしよう

プロポリスには含まれている成分から抗微生物(細菌、真菌、原虫、ウイルス)活性や抗酸化作用、抗炎症作用等があると分かっています。

はちみつという自然由来のものですので、身体に悪影響があるとは考えにくいかも知れませんが、現在行っているがん治療の妨げとなってはなんの意味もありませんので、摂取する際には必ず担当医に相談しプロポリスを摂取するようにしましょう。